日本生命から、不妊治療がカバーされる「ChouChou(シュシュ)」という医療保険が2016年10月2日より発売になるそうです。
(9月19日現在公式サイトは公開されていないようで、“日本生命 シュシュ”で検索するとPDF資料が見られました)
この保険では、3大疾病(がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中)のほか、不妊治療、出産などが保障対象になり、不妊治療では体外受精の採卵・移植に対して、6回目までは5万円を、7回目から12回目までは10万円を受け取れるとのことです。
不妊治療をメインにした保険ではありませんが、不妊治療や出産がカバー範囲内に入ることで画期的な商品です。
あくまで不妊治療の観点からだけで、個人的な感想を書きたいと思います。
こちらは、保険があるから負担なしで不妊治療ができる、というほどの給付金額ではないようです。
最大の12回採卵・移植をしたとして、給付金は合計90万円です。採卵1回あたりの通院費用は、私の場合は60万円以上かかったので(人によります)、少し心細い金額かもしれません。
満期になると一時金が支払われるので積み立てのつもりで保険に入ることもできそうですが、不妊治療をする人にとっては、満期一時金よりも必要な時にサポートしてほしい気がします。国や市区町村の助成金を受けられる人であれば、そちらで6回まで15万円~25万円くらい助成されるのでそちら一本で良い気もします。
ですが、収入などの条件で助成金を受けられない人にとっては、現状、なかなか他ではみられないサポートとなるかもしれません。
日本人の生命保険加入率は8割を超えています。(生命保険文化センター 平成25年度「生活保障に関する調査」調べ)いっぽう、自分の加入している保険のカバー範囲をきちんと理解している人はそれほど多くないのではないでしょうか。
保険に関しては、妊活を意識した段階で見直しておくことをおすすめします。
保険の加入条件には「1年以内に病気の治療や投薬をしていないこと」という項目が入っていることが良くあります。不妊治療の通院を始めてしまうと、(タイミング療法でも)新しく生命保険や医療保険には入りづらくなってしまいます。
私は生命保険には入っていませんが、親が加入しておいてくれた、生協の保険(コープ共済《たすけあい》女性コースというもの)にずっと入っています。月掛金は2,000円程度です。
詳しくはまた別途書きたいと思いますが、先日入院してcoop共済の給付金を受け取る機会がありました。
手続きはすべて電話と郵送で完了します。手続き書類と一緒にボランティアの方が作った折り鶴が同封されていて、心が励まされました。
給付金が10万円以下の場合は診断書不要で、レシートのコピーで請求できました。