引き続き、妊活に積極的になれない男性の気持ちについて書いていきたいと思います。
(前回記事「①親になる自信が無い編」はこちら)
今回は、妊活や不妊治療そのものに拒否反応があるパターンについてです。
まず、妊活が怖いというより、妊活に躍起になる奥さんのことを怖いと思うご主人は多いと思います。
妊活を意識すると、奥さんは変わっていきます。
付き合い始めた頃はただ一緒にいるだけで幸せだったのに、いつの間にか奥さんは、何かが足りないと文句ばかり言うようになってきます。グチっぽくなったり、他人の幸せをひがんだり、毎日泣いていたりして、昔の可愛かった姿と比較すると、正直がっかりかもしれません。
要は、奥さんにもっとセックスするなり病院に通うなりして早く子供がほしいと言われるわけですが、あまり妊活妊活と言われると、正直嫌になってきます。自分との子供がほしいのか、夫を子作りの道具に思っているのか疑わしくなってきます。言葉は悪いようですが、夫を交換してでも子供がほしいのか?という思いすらよぎります。
このまま二人で一緒にいたいだけなのに、子供ができないことを悪いことのように言われて、いろいろ原因が明らかにされるのが怖いという思いもあると思います。やたら妻が結論を急いで追い詰めていき、夫が逃げたくなるパターンですね。
こうやって煮詰まってしまうほどに、気持ちの面で関係修復が難しくなってきます。
ここからは私の個人的な意見ですが、二人きりで悩んで追い詰められる前に、早くプロの意見を聞いたほうがまともな判断材料が集まると思います。
不妊の原因は分からないことも多くはあるのですが、それでも病院に行くことで分かってくることもいくつかあります。情報が少ない中で毎月毎月奥さんとケンカするより、合理的に近道を探すほうが精神衛生上良いかもしれません。
私も含めてですが、一般的に女性は、ものごとを冷静に分析して判断することが得意ではありません。
私の通う病院では、「奥さんの口伝えだと正確に情報が伝わらないので、書面で渡した情報を夫婦で熟読してください」とはっきり言われます。私たち妊活女子の傾向として、脳内で悲観フィルターやお花畑フィルターがかかってしまって、何言われても一喜一憂しすぎるんでしょうね…
自分が面倒で不安に思う気持ち以上に、奥さんはもっと怖いのだと思います。ここはご主人が積極的に情報を集めて、奥さんの不安を和らげてあげてほしいと思います。
子供ができてもできなくても、いざという時に一緒に寄り添ってくれたのかそうでないのかで、今後の関係性が変わります。
「妊活のことを考えたくないから、結論を先延ばしにして時間切れを待った」、というよりは、「考えたくないけれど奥さんと一緒に悩んで何らかの方向性をつかんだ」、というほうが、きっと、残りの人生を奥さんと一緒に前向きに過ごせると思います。
次回は「③妊活のために犠牲を払いたくない編」です。
こちらも夫の本棚から。女性一人旅でのびっくり体験が書かれていますが、どんな状況でもず太く強く対処できる人になりたいと思える本です。
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