体外受精を始めることになって前の会社を退職しましたが、一回採卵までやってみたところで通院ペースがおよそ分かってきました。
不妊治療では、ホルモン検査や卵胞チェックを数日おきに行い、その後採卵や移植を行うのですが、指定された時間に通院する必要があります。私の場合は、日々の検査・採卵ともに朝イチの時間帯を指定されることが多かったです。
※病院によって違うかもしれません
一日の流れとしては、通勤ラッシュの電車に揺られて朝イチに病院に行列し、朝10時台に解散。ガラガラの郊外行きの電車に乗って、近所のスーパーで食料品の買い物をしてスゴスゴと帰宅、という日々を送っていました。
人によると思いますが、通院から帰宅してからの一日は、けっこう長かったです。正直、昼からなら働ける…と思いました。
私の場合、空き時間があると通院の結果に悶々としてしまうので、仕事をして気を紛らわせたほうが精神衛生上良さそうでした。
別の記事でも紹介していますが、私は、朝遅めの仕事で、将来出産したとしても働き続けられそうな正社員の職を探しました。もはや、職があるだけ有難いということで、会社の規模や給料などは度外視です。
私の職場には、子供のいる人もいますが、正社員だけなく、契約社員やパートなどで細く長く続けられている人もいます。新卒で華やかな仕事についていた人にとってはがっかりな仕事かもしれなくても、周りに自慢できなくても、今の自分ができることを考えたほうが建設的です。
休みが多いかもしれないといった、(雇う側にとっての)悪条件で職探しをするには、いくらでも社員の交換の利くような大人気の職場は向いていないかもしれません。むしろ、少し人気がないような所のほうが、人手不足なので悪条件を大目に見てもらえるかもしれません。
ただ、入社する前に社風を確認するのは大切だと思います。例えば、朝全員で朝礼するような職場より、シフト制やフレックスタイムの職場のほうが、遅刻や欠席があっても悪目立ちしないです。
面接で「妊娠したら辞めます」なんて言うと、20代ならともかく私のように30代後半だと、今すぐにでも退職しそうで悪印象です。仕事を探す以上は、子供ができても続ける意気込みで行くべきではないかと思います。
もはや履歴書に既婚と書いている以上、妊娠の可能性があることは先方もわかっているので、子供を望んでいることを引け目に感じる必要もありません。
一見、既婚女性が仕事探しに一番不利に思えますが、結局のところ、すぐ仕事を辞めそうだと思われる点を覆せればよいので、むしろ、子供ができても仕事をずっと続けたいという意思を伝えることが大切だと思います。
私の場合、同期で3名入社したうち既婚女性は私だけだったのですが、今まで続けて働いているのは私だけです。有休の範囲内で休みをとりつつ、なんとか通院と両立できています。
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