移植したらその後は赤ちゃんに頑張ってもらうしかない(1)

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ピンクと白の花私は元々あせるタイプというか、根が貧乏性なのか、仕事でも妊活でも「本当に私はベストを尽くせているのか?」「他にもっとできることがあるのではないか?」と悩みが尽きないタイプです。

でも、不妊治療をして思ったのは、もう自分の意志ではどうにもならない部分がある、ということです。
特に、体外受精で移植した後は、本当に自分ですることが何もないです。

体外受精では、お薬や注射の助けを借りながら卵子を育て、採卵し、人の助けを借りて受精させ、体へ戻します。
どのくらい薬を使うか、どうやって受精させるか、受精して何日で体に戻すかなどは病院と相談のうえでチューニングしていくわけですが、いざ、胚移植で卵を体に戻してからは、本人が努力して何とかできることは本当に限られています。私の通う病院の場合、移植から2週間後の判定日まで通院がなく、言われたように貼り薬を貼り、飲み薬を飲むのみです。

当然ですが、この期間はもう毎日がもどかしいです。
初期胚移植の場合は移植から1週間、胚盤胞移植だと2,3日くらいで体の中で結果は出ているけれど、もちろん自分では分かりません。病院からは普段通りの生活でOK、アレグラ(花粉症の薬)も飲酒も判定日までは大丈夫と言われました。(※飲んでいる薬や病院によって方針が違うと思うので個別に確認してください)

ということで、判定日までは普通に毎日を過ごす、ということを心がけるしかありません。
何かやろうとすると、有名な不妊治療の先生が言うように移植直後には笑う!とか巷で言われているようにパイナップルを食べる!とか、そういう方向性になってきます。(気が小さいので、良いと言わることは全部試しますが…)

そして、待ちに待った判定日には、血液検査をして結果を知らされます。
私の通う病院では、妊娠している場合はピンクの紙を、そうでない場合は白い紙を渡されます。

38歳の私の場合、採卵した卵が移植できるまで育つ確率が3割。移植して妊娠する確率も3割、だそうです。
採卵1個あたりで考えると妊娠に到達する確率は10%以下です。
つまり、何かの知らせを聞く際には悪いニュースである確率の方が多いわけで、最初の方には何かあるたびにいちいち涙ぐんでいたのですが、だんだん、人前では感情を表に出さずにいられるようになってきました。

続きはこちら。

> 移植したらその後は赤ちゃんに頑張ってもらうしかない(2)
※妊娠後の話を含んでいます。見たくない方はスルーでお願いします。

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