多くの夫にとって、妊活の始まりは妻の情緒不安定です。

妻が女子会や出産お祝いから帰ってくるなり、イライラして夫に八つ当たりします。

「◎◎ちゃん家は子供部屋が2つもあってうらやましい」
「あの子もこの子も妊娠中だって」

…等々、そうですかとしか回答しようのないようなことばかり言ってきます。そのうちヒートアップしてきて、残業続きでぜんぜん家にいないとか、ゲームする暇はあるのに妻の相手をしないとか、夫の行動をネチネチと責め始めます。何を言いたいのか結論が見えないので、夫もつい言い返してしまいます。

こういうやりとりをずいぶん前に経験した私には想像がつきます。
つまり、奥さんは「あなたと一緒に早く子供をつくりたい」と言っているのです。

そもそもセックスしていないのであれば、一緒に触れ合いましょうと言われているわけですし、ひんぱんに営んでいても妊娠の気配がないのであれば、不妊治療を考えましょうというわけです。どちらも一人ではできませんから、きちんと冷静に話をして、今後の方針を決めていくべきでしょう。

妻がきちんと自分の希望を理論的に説明できればよいものですが、思いつめているので、夫婦でも、むしろ夫婦でこそお互いに自分の気持ちを説明する必要があるということを忘れてしまいがちです。

そんな時には、夫のほうから妻に「次に何をしたい？こちらに何をしてほしい？」とゆっくり聞いてあげましょう。ハッとして、心の中を話してくれるはずです。

関連記事

タグ : 夫婦, 心理