妻が不妊治療をしたいと言い始めたとき、夫の心は憂鬱になります。
夫婦ともに健康体なのに、わざわざ病名をつけられて不良品扱いをされるように感じてしまいます。
そもそも、不妊は病気なのでしょうか。人類は高齢になると全員が不妊になるし、また結婚しない人や妊娠を希望しない人もいるので病気と決め付けるのは間違っています。ですが、妊娠を希望しても自然に妊娠しない場合は、治療の道が開かれています。
不妊治療というと高額なイメージがありますが、健康保険の対象になる治療や検査もあり、自由診療とはいっても、人工授精であれば1回数万円程度の負担です。また、所得制限はありますが、体外受精をした場合は国や市町村から補助金がもらえます。
健康保険の対象にならないだけでマニアックな治療であるかのようですが、不妊治療でなくても歯に白い詰め物をする場合も保険はききませんし、名前だけ聞くとものものしいですが、きちんと内容を説明してもらえば、何をするのかイメージができるのではないでしょうか。
ちなみに、フランスでは不妊治療は健康保険の対象で、42歳までほぼ無料で治療が受けられます。(東洋経済ONLINEの記事)
夫婦ともに子供がほしいと考えるのであれば、少しの不安と憂鬱のせいであきらめてしまうのはもったいないと思います。
毎月妻が泣いているのをただ慰めるだけでなく、子供が授かる方法と可能性を、あらゆる方向から検討することをおすすめします。