不妊治療専門病院 費用・通院内容まとめ

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先日、不妊治療専門病院を卒業しました。2年くらい通院しました。

ひまわり

通院期間

初診~タイミング法 4か月
体外受精(顕微授精)1年半(採卵5回)
初診時の年齢: 36歳(結婚6年目)

家庭の状況

結婚したものの、数年間夫の体調不良により子供を持つことをあきらめていました。
夫が就職したのを機に妊活を始めました。夫婦仲に問題が無く妊活できる状態であることが有難い状態だと思いました。

仕事

体外受精を始めるタイミングで、正社員の仕事を退職。
不妊治療に専念し、1回採卵したものの受精卵が1個も育たず全滅。どうもこの先の道のりは長そうだと覚悟する。
再度、フルタイムで就職。一年と少しの間、朝通院してから出勤する生活を続ける。
通院頻度は週1~3回程度。自宅での自己注射を活用しました。

費用

2年間で350万円程度。
※うち、助成金で80万円程度戻ってくる見込み

検査内容など

治療方法も体の状況も人それぞれかと思いますが、私が体験したことで、他の方の参考になりそうなものについて書いておきます。

AMH検査

AMHは卵胞から分泌されるホルモンで、卵巣内にどれくらい卵子の在庫が残っているかの目安です。
在庫がないと、排卵誘発しても卵の数が取れません。私の場合、AMHは0.3ng/ml程度で、一般的には「AMHが極端に低く妊娠に不利」と言われている状況のようでした。
それでも、いろいろ試行錯誤の結果、5回の採卵で、胚盤胞移植を4回、初期胚移植を1回行うことができました。最後に移植した初期胚で、今のところ妊娠継続しています。

子宮鏡検査

子宮鏡検査は、子宮の中をファイバースコープで観察し、子宮内腔の状態を検査するものです。周期的には、生理が終わった直後に検査しました。
同時に卵管が通っているかの通水検査もやってもらいました。
私が検査した際、モニターで子宮の中を一緒に見せてもらえたのですが、肉!!という感じの映像で途中で貧血を起こしてしまいました…ちなみに、主に卵管の方の検査だったと思うのですが、検査はかなり痛かったです。検査の1時間前にボルタレン座薬を入れたのですが、効きが甘かったようでした。

結果は、卵管の方は問題なかったのですが子宮筋腫とポリープが見つかり、ポリープの位置が良くないということで、手術して取りました。

病院選びについて

病院によって方針も治療内容も異なるので、ホームページなどで情報を集めて、どこに通うか候補を決めると良いと思います。例えば体外受精の採卵でも、静脈麻酔(全身麻酔)で意識をなくして行うところから、部分麻酔や無麻酔で、終わった直後に休まず帰宅の病院までいろいろのようです。

有名病院や評判の良いところを選ぶのも一つですが、予約の取りやすさや待ち時間も考慮して、年単位で通える病院を選ぶことが重要ではないかと思います。私が通ったところは、有名病院に勤務していた先生が開院した病院で、家から30分で行けて、会社へも30分という立地でした。

感想

不妊治療は、頑張った通りの成果が出ると約束されるものではなく、もはや本人の努力の及ばない世界です。でも、治療をすると決めることで授かる命というのはあると思います。

もちろん、やるかやらないかは誰かに強制されるものでなく自分で決めることで、こうあるべきという王道はないと思います。
お金や精神力が続くか、体調面も心配だ…周りの理解や協力が得られるか…等々、不安は尽きないと思いますが、私の場合は、自分の中での重要度を宣言することで、夫や職場にも本気だということが伝わったのではないかと思います。

分かりやすい例としては、別の記事でも書いていますが、「何回浪人してでもあの大学へ行きたいか」のような状況に似ていると思います。客観的にはあきらめて別の道を選ぶほうが効率的でも、どの道を選ぶかは本人が決めるというところです。

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