人気のない職場の正社員が狙い目?

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職場のドア以前の記事では、妊活と両立できる仕事を職種の面から考えましたが、今回は、会社や勤務形態について考えてみたいと思います。

ホワイト企業だからといってベストの環境とは限らない

一般的には、いわゆるホワイト企業の正社員や公務員が子育てとの両立に理想的だといわれますが、妊活というか、不妊治療を考えている人にとっては、ホワイト企業だからといってベストの環境とは限りません。

体外受精を始めると、自分で注射を打つにしても、通院はわりと頻繁です。私の場合、月に2回~7回程度の通院で、通院日は、数日前に決まります。また、採卵の時には1、2日休みをとりたいところです。
昼間の決まった時間だけ働く環境だと、通院で遅刻・早退している間に出勤日数が足りなくなってしまいます。

むしろ、曜日や時間をずらして働けること、たまに職場にいなくても悪目立ちしないことが大切です。

むしろ、人気のない職場が狙い目?

そのような条件を考えると、完全なホワイト企業よりも、ゆるいブラック企業の正社員…のような環境のほうが、意外と妊活と両立するうえで有難かったりします。

私は、そういった、一般的には人気のなさそうな職場で働いています。収入や待遇はよくありませんが、もはやそこには期待していません。ただ、座り仕事なので、体力的には辛くありません。

病院に立ち寄った場合の到着時間ぐらいに毎日通勤しているので、どの日に通院したのか、周りには分かりません。
こういった職場は慢性的に人手不足なので、通院・持病・介護などの事情がある人でも、まじめな態度で働けば、戦力として重宝されます。もし妊活に成功したとして、就職してすぐに産休では迷惑という考え方もありますが、産休後に職場に戻る気があるのであれば覚えたことは無駄にはなりません。クレーム対応のような仕事もあり、こちらに落ち度がないのに人に罵倒されたりすることもありますが、通院と両立することを第一に考えて、なんとか頑張っています。

将来も働き続けたいなら正社員

また、雇用形態に関しては、純粋に妊活を別にして考えて、子供ができたあとも仕事をしたい希望があるのであれば、正社員で就職を目指すのが良いのではないかと思います。派遣だと、通院のたびに派遣元と職場の両方に相談する必要があり、勤務の自由度としては、むしろ社員よりも厳しい場合もあります。

あくまで一例ではありますが、一見悪条件に思える職場こそ妊活との両立に向いている可能性もあるので、先入観を持たずに仕事を探してみるとよいかもしれません。

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