不妊治療で使う貼り薬の話

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エストラーナテープ婦人科治療では、飲み薬や注射のほかに、貼り薬を使うこともあります。

飲み薬だといったん内臓で代謝されるので肝臓や腎臓に負担がかかりますが、貼り薬の場合は直接吸収されるので、比較的内臓にはやさしいそうです。

たとえば、これは「エストラーナテープ」です。女性ホルモンを補充して子宮内膜を厚くしてくれます。不妊治療のほかに、更年期障害などの症状を軽減する目的でも使われます。

10円玉よりひとまわり大きいサイズの、半透明のシールです(ちょうどペットボトルのキャップくらいのサイズです)。肌になじむような色になっています。これをお腹(下っ腹かお尻)に貼ります。2日に1回交換で、病院でもらった計画表に従って貼っていきます。
X月10日 2枚
X月11日
X月12日 2枚
X月13日
X月14日 4枚

のような感じで、周期内で枚数は増減します。私の場合、最大で8枚でした。

テープを貼る位置は下腹部がベスト。同じ場所ばかりに貼るとかぶれるかもしれないので、毎回ちょっとずつ位置をずらして貼っていきます。
エストラーナテープを貼る位置

まるでポイントカードのスタンプみたいです。傷跡などがある場所は避けたほうがよさそうです。

私がやっている工夫としては、貼り忘れが無いよう、次のテープを貼るその時まで前のテープを剥がさないようにしています。
あと、テープを剥がした直後にお風呂に入ると赤くなってしまったことがあったので(小一時間でおさまりましたが)、それ以降は、古いテープを貼ったままお風呂に入る→お風呂から出てしばらくしてから剥がす→場所をずらして新しいテープを貼る のようにしています。

束になったエストラーナテープ
(手元にあるエストラーナテープ。束になって山積みです)

テープを貼っている期間中の入浴ですが、シャワーのみにしたほうが無難だと言われました。ですが、けっこうな粘着力なので数分間ならお風呂の浴槽に入ってもはがれませんでした。
万が一完全にはがれてしまった場合には、あきらめて交換しましょう。
ちなみに、絆創膏などでテープで補強するのはNGらしいです。

でも、本当に毎回はがれてどうしようもないような場合は、病院に相談しましょう。
個人的な感想ですが、やせ形というか、動くとダイレクトにお腹の形が変化する方は、テープがはがれやすいのではないかと思いました。(ちなみに、私はたっぷり脂肪があるので、まったくテープがはがれません。)

エストラーナテープ
2016年3月追記:新パッケージにリニュアルしたようで、テープを透かすと、薬剤名がプリントされていました。

エストラーナテープを貼る
こちらは旧パッケージ。

このテープをふくめ、不妊治療の薬たちは、なんだか効果がよくわかりません。スッとするとか痛みがとれるとか無いし…むしろ、吐き気やら副作用が気になって、体に悪いことをしているような気すらしてきます。

テープを見た夫からは「ウヒャヒャ!!何そのエレキ○ン的なやつ…ほんとに効くの?」みたいな反応で、私もお腹にびっしりテープを貼った自分を見つめて微妙な気持ちになっていました。

まあ、治療の方針を信じてやるしかないですよね。
不妊治療や妊活は、半分や8割の達成は無くて、やり切るまでは何も成果が見えません。だけど、あきらめず平常心で頑張りたいですね。

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