不妊治療を始めた以上はこだわりを捨てるとラクになる、かも。

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りんごのお菓子不妊治療は、歯医者や骨折の治療と違って、なんだか先が見えません。
なかなか人には伝わりづらいのですが、今回は別のものに例えて説明を試みようと思います。

不妊治療のイメージとして「材料持込みでお菓子屋さんにケーキを焼いてもらう」を例にしたいと思います。
すぐにケーキを焼ける人がいる一方、自分ではどうにもならない人もいます。ネットや広告では有名パティシエの情報がいろいろ出回っていて、「あの先生ならふわふわケーキを焼いてくれるかも…!!」と有名店の前に行列を作るわけです。

先生はいろいろ検査や治療をして、どうすれば持ち込み材料でうまくケーキが焼けるか試行錯誤します。何回もケーキを焼いてみて、膨らまなかったね、とか水分が多すぎたね、とか分析して次へ備えます。

材料の状態は人それぞれだし、お店によってやり方も違うので、他の人の話はあまり参考になりません。
刻々と材料の消費期限だけが迫り、精神的に追い詰められます。

…不妊治療を例えてみると、まさにこんな感じです…

 

そんな中、私達ができることは何でしょうか。
…個人的な考えではありますが…それは、失敗に落ち込むことでもヤケになることでもなく、淡々と治療に取り組むことではないかと思っています。

感情に流されてしまうと、何もかも怪しく見えてきます。
例えばですが、追い詰められるあまり、判断力が鈍ってしまう場合もあります。

ふくらし粉はケミカルなのでぜったい使わないでください…!!
やり直しは3回まででお願いします…!!
1回失敗したのでもうムダだと思います…!!
違う店ならもっと上手なんじゃないですか…!!

…よく聞くようなセリフではありますが、短気すぎる気がしないでもありません。
もちろん正解の無い話ではあるのですが、素人であるからこそ、冷静な判断が求められているのではないでしょうか。

私はちょうど今、前回と同じ治療を繰り返すような段階にいるのですが、前回の資料とよーく見比べてみると、
薬の量が微妙に増量されていたりで、チューニングの跡がみえます。
医者を信用しないと何もかも怪しく聞こえてくるのですが、
以前思う結果にならなかったときに、「ここでやり方は変えないほうがいい」
と言われたのを信じて、治療を続けています。

今のところ、プロに頼んだ以上は、信頼して頼むのが良いのではないかと考えています。
先生も人間なので、お客にいちいち監視されたり責められたりするよりは、信用して任せてもらえているほうが良いパフォーマンスにつながるのではないかと思います。
ただ、何回も同じ治療をしていて何も進歩が無い場合は、きちんと説明を求めたほうが良いと思います。

※ちなみに、私が若干ヤケになりかけた、体外受精がダメだった日の様子はこちらです。


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