不妊治療をしながら始めた仕事のこと

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スタート私は、不妊治療(体外受精)をしながらこの春から働き始めたのですが、なんとか試用期間(3ヶ月)を乗り切れそうです。

まだ落ち着いているとも言えないのですが、少し新しい仕事の話を書こうと思います。
(前回の話はこちら→なんとか妊活中に再就職した話

新しい仕事の話

現在、私は小さな会社でマーケティングの仕事をしています。参考:マーケティングの仕事内容(Find Job!)
マーケティングは、簡単に言うと、会社の中でいろいろ考えている「中の人」みたいなものです。

分かりやすい例として八百屋さんに例えてみると、
「キャベツは割高な値段でも半分に切って小分けしたほうが売れる」
「梅酒用の梅のとなりに、おしゃれな密封ビンも展示しておこう」
「このお客さんは、毎週ほうれん草を買ってくれている。つまり満足してくれている」
「来店者だけにお得な情報の入ったチラシを配ろう」
…のように、色々考えてお客さんとコミュニケーションをはかる仕事です。
調査や分析にもとづいて商品ラインアップを考えたり、会社のことを外部に伝えたり、キャンペーンをしたりします。

そう書いてみるとかっこいいような気もしますが、私の仕事は、新人なので要は雑用です。メールや書類を書いたり、支払いの振込み手配をしたりといった、非常に地味な仕事です。ただ、何の意味もない雑用はないと思うので、楽しんでやっています。

妊活をあきらめればもっと仕事ができるような気もしますが、妊活を優先すると決めたのにそこが揺らぐと堂々めぐりなので、今は全力で妊活を頑張ります。あまり緊急度の高い仕事は回ってきませんが、自分のできる部分で周りに貢献したいと思っています。

不妊治療中に働く場合のスケジュール例

こちらは私の1週間のスケジュール例です。週3回くらい通院が必要な時がある一方、1ヶ月何もなしの月もあります。

通院スケジュール例

不妊治療(体外受精)の通院と仕事との兼ね合いですが、実質通院したり安静にしたりする時間はそれほどないので、平日週1~2日通院できれば、土・日と合わせてなんとかなるような気がします。朝一番で診察してくれたり、家で注射を打てたりするなど、通院の負担を減らしてくれる病院もあります。

ただ、通院日は、前の週~2、3日前といった直前まで決まらないことが多いです。
通院のたびいちいち誰かに許可や交代をお願いしなければいけないような職場より、事前に報告の上で若干の遅刻や早退を見逃してもらえるような職場のほうが、やりやすいかもしれません。

妊活のために転職するのは難しい

妊活と仕事の両立について私が思うことは、現状の仕事内容がイヤでなければ、仕事を辞めてしまわないほうがいいと思います。

「妊活するなら周りに迷惑だし、仕事の評価も下がるので退職したほうがいいかも…」という不安はあるかもしれませんが、そもそも、子供ができてしまえば、10年単位で働き方を見直さなくてはならなくなるのです。
私のようにいったん退職する方法もあるとは思いますが、妊活中に転職するのは、かなり厳しいです。転職できたとしても、新人がしょっちゅう通院するよりは、慣れた職場でなんとか通院を許してもらうほうが現実的です。

妊活中で、すでに職場でつらい思いをしている方も多いと思いますが、退職してもそのうちまた働きたいと思っているのであれば、なんとかして今の職場で頑張ったほうが結果的にラクかもしれません。

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