妊活転職-新人に忍び寄る刺客

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忍び寄る妊活しながら仕事を始めると、時には職場で悩ましい場面に遭遇します。中途入社の人すべてが通る道かもしれませんが、同僚からチクリと攻撃を受けることもあります。

妊活と仕事の具体的なスケジュール調整については「職場の大売り出しイベントと採卵の日が重なった!」で書きましたが、今回は、転職の気持ち的な部分について書こうと思います。転職や主婦からの仕事復帰の心得として、参考になればと思います。

前の職場をディスられる?

新人は、いろいろな意味で職場で注目を集めます。
私は未経験職種で小さな会社に転職しましたが、妊活希望での転職は、いらぬ憶測を呼ぶ場合もありそうです。この人の職歴のブランクは何だろう、なんでキャリアダウンしてるんだろう、なんでわざわざウチの職場に来たんだろう…
うっかりすると、やる気がないとか、仕事ができない人ではないかといった先入観を持たれかねません。

前の会社について悪く言われることもけっこうあります。面と向かって「あの会社、入る人の気が知れないよね?私は応募しなかったわ~」なんて言われたりもしました。
私の場合、退職理由としては妊活なので、特に前の会社に恨みがあるわけではありません。前の職場を悪く言われると、過去にそこで頑張ってきた自分を否定されたようで若干複雑な気持ちになってしまいます。ですが、今の会社でうまくやるためには、心を静めて大人の対応をするのがよさそうです。

「ほんとですよね!ご縁があってこの職場で一緒に働けて嬉しいです~」と答えるようにしています。

マウンティングに立ち向かえ

くじゃくの羽また、転職者が注意しなくてはいけないのは、同僚にとって、新人は仲間であると同時にライバルでもあることです。

私も会社に入ってみるまで気づかなかったのですが、職場というのは、人が集まって仕事が生まれるのではなく、先に業務や部門があって、そこに人があてはめられていきます。

新人は、何らか空きの出た職場へ配置されますが、中途入社の人の場合、どの立ち位置になるかは、周りとの調整の結果になります。誰を昇進させるか、誰を高く評価するかは、似た立場の人々との比較になりますし、特に、少し年下の先輩や同世代以上の同僚とは仕事を奪い合う立場であるとも言えそうです。

新人の立場としては、まずは仕事に必要な情報を先輩から習わないと進めようがないし、かといって言われたことだけやってプラスアルファの部分を出せないと、評価にはつながりません。

例えば、契約書をコピーして製本する仕事をやっていたとして、ただコピーするだけの人で居続けるだけでなく、だんだんワープロ打ちや内容検討もできるようになっていきたいところです。

今の職場には、私と似た仕事内容の人が何人かいますが、正直、私はうまく立ち回れているとは言い難く、若干やられ気味です。
みんな良識のある大人で、決していじめられているわけではないのですが、地味に、私のほうが上なのよ~というアピールを方々で感じます。

職種やランクによって勤務時間や待遇が違ったりもするのですが、ある日など、体調不良の人が「定時まであと30分だから…」と我慢して働いていたのですが、「あっ…あの子は△ランク(下層の職位)だからフレックス勤務じゃないのね。かわいそう~」とわざわざ言われていました。
(ちなみに、私も同じ下層職位なので、心の中でムッとしていました)

また、仕事内容についても、他の人と協力しながら自分の仕事を進めるということが難しく思う時があります。
先日は、上司から「○○さんに習って進めるように」と言われてやり始めた仕事があったのですが、説明を受ける前に「私が自分でやったほうがいいと思います!」と上司に掛け合われ、「○○さんがぜひやりたいそうだから…」と、担当が交代になってしまいました。一方、この人からは、地味な仕事ばかりが私のほうへ回されてきます。
さらに、私の担当業務について、別の人から「いいな…その仕事、僕がやりたいな…」のように言われることもあります。極力スルーしていますが、虎視眈々というか、値踏みされているというか、周りに様子を見られている感覚はあります。

うっかりすると、誰もやりたがらないような仕事しか手元に残らないのではないかと心配になりますが、今のところ新人なのでぜいたくは言えません。

妊活中の転職は周りとの距離感が大切

あくまで私の職場の話は一例でしかありませんが、妊活中の転職者が新しい職場でうまくやるためには、周りとの距離の取り方が大切ではないかと思っています。

きちんと業務がこなせていれば、妊活が大切だとかは、職場の人にとっては必要のない情報です。

うっかり同僚に妊活中ですと話してしまうと、余計な気を遣わせるし、こちらも仕事内容に関係ないところでダメージを受けかねません。(参考:「気の遣い方がズレている…」)たまに休みをとりたい時など、居心地の悪さや後ろめたさを感じることもあるかもしれませんが、必要以上にへりくだる必要はないのではないかと思います。

もちろん業務をカバーしてくれる人への感謝の気持ちを持つことは大切ですが、まずは上司に指示を仰いで、休みの分の埋め合わせ業務を振ってもらうなど、自分がどう動くと良いのか判断してもらうのが良いのではないでしょうか。

私は、上司には婦人科治療をしている話をしているのですが、どうも職場では「ああ…よもぎさん更年期で辛いらしいよ」という話になっているようです。妊活より更年期のほうが信ぴょう性があるのか…!?と、悲しい気持ちになりますが、状況が丸く収まって通院できるなら、もはや何でもよいです。

そんなところで、なんとか、妊活しながら仕事を続けています。

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