妊活のために会社を辞めたタイミングで、保険のことをいろいろ考える機会がありました。
初めは何がなんだか分かりませんでしたが、その後半年ほど経って理解したことをまとめてみたいと思います。
※詳しい方にとっては超・基本ですが、今まで、お給料から天引きされているなぁ程度の理解度しか無かったのです…
「保険」と一言で言っても、健康保険、年金など、色々種類があります。
今さら人にも聞きづらいですが、いろいろ耳にする用語は、ざっくりこのような意味のようです。
会社や国・地方公共団体が費用を負担して、病気や失業などのリスクをカバーする制度の総称です。
(健康保険、年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険がすべて含まれます。)これらのために支払う保険料を社会保険料といいます。
健康保険法に基づく医療保険で、国民健康保険、健康保険組合、協会けんぽなどがあり、日本に住む人は全員何らかの健康保険に入る決まりになっています。
保険会社などが運営し、必要に応じて任意で加入する保険です。
生命保険とセットになっているもののほか、ガン・女性特有の病気などの保障が手厚くなっているものもあり、公的医療保険の範囲外を補完してくれます。
日本に住む人は全員健康保険に加入する決まりになっていて、3割の費用負担で病院での治療を受けられます。また、高額療養費制度の制度があり、収入によって変わりますが、費用負担が増えた場合には後から払い戻されます。(標準報酬月額28万~50万円の場合、月8万円程度までの負担額です)
ですが、不妊治療の多くは保険診療の範囲外です。治療内容で言うと、タイミング法では保険が効きますが、人工授精や体外受精は自由診療です。歯医者さんでも、銀歯なら保険、セラミックの白い歯なら保険外…
フランスなど不妊治療に健康保険が使える国もありますが、日本では、不妊治療はまだ一般的でない先進医療という位置づけです。
かといって、不妊治療をカバーしてくれる民間の医療保険はおそらくありません。
> 退職後の健康保険について悩みました。結局、夫の扶養に入りました。
> 妊活退職するなら何月が良いか?
では、妊活中の人に医療保険は関係ないのでしょうか。
むしろ、子供を持つ前の今だからこそ、保険のことを考えておいたほうが良いかもしれません。なぜなら、多くの医療保険では病院に通院していないことが加入の条件になり、不妊治療、手術や妊娠を理由に加入を断られることが多いからです。
私の場合、結婚前から医療保険に加入しています。
ですが、今までに一度も保険金の給付を請求したことはありません。
婦人科関連の日帰り入院で保障の対象になったことはあったのですが、自己負担総額が2万円程度のわりに診断書作成などの手続きが面倒で断念しました。加入時には「1日目から保障」がとても魅力的に思えたのですが、あまり意味なし…
(※ちなみに、後で調べたところ、保障金額が低い場合には領収書の提出のみで診断書を省略できる場合もあるそうです)
医療保険が頼りになるのは病気やケガでの長期入院の時ですが、近年、病院は長期入院をさせない傾向にあります。
結論として、あまり医療保険に積極的にはなれません…
ですが、私は、不妊治療をしている今だと新しく保険に加入できないので、当面このまま保険加入を継続する予定です。
今保険に入っていない人に向けてのアドバイスとしては、医療保険への加入を検討するのであれば、妊娠する前に結論を出しておくことをおすすめします。婦人科治療や妊娠、帝王切開での出産などの後には保険に入りづらくなるので、いざ保険に入りたくなったときに入れない事態にならないよう、早めに対策しましょう。逆に、保険に入ってからそういったいざという場合に遭遇すると、保険が頼りになります。
女性ではありませんが、うちの夫にいたっては、告知事項に該当してしまうので生命保険や医療保険には加入できません。もう個人的に貯蓄を頑張るしかありません。5年前だったら保険に加入できたのに…と、今さら後悔しても遅いです。
いざ子供ができた時にきちんと家族を守れるように、今のうちからいろいろ勉強しておきたいですね。
私が加入している保険はこちら。
コープ共済「たすけあい 女性コース」(コープ共済連)